6月14日木曜日。

2回目の在宅介護レクチャーを受けた後、

病院の相談員さん、ケアマネージャーさんといろいろお話をしました。

 

訪問看護師さんやヘルパーさんに何をどれだけお願いするか、

訪問入浴、点滴ポンプ、痰の吸引器などについて

いろいろと細かくお話しました。

 

そして、「おむつけん」の話になりました。

「おむつ券」を知らなかった私は、

「おむつ権?何のことだろう・・・」と不思議な顔で聞いていました。

 

「隣町は4000円、まさこが住む町は5000円のはず・・・」など

話が進むうちに、やっと「おむつ券」の話なのだと気づきました。

 

ケアマネージャーさんがいる事業所は隣町のためか、

まさこが住む町の「おむつ券」についてはあまり詳しくないご様子でした。

 

 

6月25日月曜日。

午前中、ケアマネージャーさんがまさこの部屋を確認に来ました。

部屋は6畳の和室です。

介護用ベッドの設置も、訪問入浴の浴槽の配置も問題ないと

確認していただきました。

「おむつ券」の詳細は、これから役所に確認してきますとのことで

お任せすることに。

 

6月26日火曜日。

ケアマネージャーさんから連絡がありました。

まさこは、5000円ではなく3000円の「おむつ券」の対象になると。

そして夕方。

兄から、主治医が記入した申請書をあずかりました。

 

6月27日水曜日。

申請書を役所に持っていくと、「内容に不備がある」と。

説明不足を詫びた職員さんが持ってきたのは「記入例」でした。

「今ごろ記入例を出されても・・・」と思いましたが

よく見てみると、そもそも申請書の書式に問題があることがわかりました。

その後、ケアマネージャーさんに連絡し、書類への追記を依頼。

夕方、兄が追記された申請書を持ってきました。

 

6月28日木曜日。

再び役所の窓口へ。

申請書に不備がないこと、7月から「おむつ券」の給付が開始すること、

「おむつ券」は7月10日頃までには届くこと、を確認しました。

 

そして。

届いた書類は「給付券」でした。

在宅の障害者に対する「治療材料」の「給付券」です。

紙おむつ以外に、消毒液、脱脂綿、おむつカバー、消拭剤などの

給付を受けることができるものでした。

 

これがいわゆる「おむつ券」だと気づくまで、しばらくかかりました。

 

役所の中では、「介護用のおむつ券」・「障害者用のおむつ券」と

区別しているようで

「おむつ券」についてたずねると、「介護用ですか」と確認されます。

 

「介護用」と「障害用」の区別があることを知らないと

「介護用です」と答えてしまいますよね・・・

実際、私がそうでした。

 

何事も、ひととおり経験してみないとわからないのは当然ですが

介護に関するものは、覚えるのもなかなか大変です。