11月12日月曜日。
面会に行くと、まさこはアイスノンをしていました。
声をかけても返事は聞こえません・・・
自宅では、寝ているときはそっとしておいて
目が覚めたら話したり発声練習したり、と
まさこの体調に合わせることができます。
が、病院だと面会時間が限られているので
その中でいろいろやるには、まず起きてもらおう。
寝ていてもなんとか起こそう、といろいろ試してみました。
口腔ケアしたり、体の向きを変えたりするのも効果ありましたが
まさこは、冷たいタオルで顔や手を拭くのが一番効果がありました。
自宅では、タオルをあたためて顔や手を拭いています。
病院は、一日中エアコンが効いていてお部屋はぽかぽか状態です。
まさこに、あたたかいタオルと冷たいタオルどっちがいい?と聞くと
冷たいのがいい、と即答。
冷たいタオルは水道水で濡らしただけですが
それでも、顔の上に乗せると
「冷たい」
「冷たくて気持ちいい」と言います。
顔を拭いているうちに目を開けることもあります。
それをきっかけに、まさこといろいろ話ができたり
写真を見せたり、舌の運動をすることもできます。
手足のリハビリも発声練習も、
寝ているときと起きているときでは効果がかなり違います。
まさこはすぐに寝てしまうこともありますが、
一度目を覚ますと、面会時間の半分ほどは起きています。
面会時間を楽しく過ごすためにも、
リハビリを効果的に進めるためにも、
まずは寝ている状態から目覚めてもらう。
人それぞれ、目覚めるための方法は違うと思います。
お互いに無理せずできる方法は、案外簡単なことだったりするかもしれません。