11月13日火曜日。

まさこはアイスノンをしていました。

顔を触ると、ちょっと熱い感じ・・・

 

看護師さんが検温すると、37.8℃。

アイスノンを交換し、様子見することになりました。

 

そして。

手足のリハビリの先生が到着。

リハビリが始まっても、まさこはスヤスヤ寝ています。

 

 

すると、隣の病室で

「●●●●さーん」という看護師さんの声が。

 

「(看護師の)●●●●さん来て!」というヘルプかと思いきや

名前を何度か呼んだ後、

「●●●●さん急変です」と看護師さんが廊下に出てきました。

 

「●●●●さん急変です」「●●号の●番です」と言いながら、

看護師さんはモニターを病室に運んでいます。

看護師さんや看護助手さんが何人も後に続きます。

そしてドクターも。

3分も経たないうちに、いろんな方が病室に集まって行きました。

 

隣の病室は急にあわただしくなりましたが、

まさこは変わらずスヤスヤと眠っています。

 

そして、●●●●さんが運ばれていきました。

ドクターはベッドに乗って心臓マッサージをしています。

モニターの心拍数は57と表示されていました。

 

ちょっと間をおいて、看護助手さんが

●●●●さんのテレビ台とロッカーを運び出しました。

 

あっという間に、あたりは静かになりました。

 

その後、まさこはリハビリの後半で目覚め

先生のいうとおりに足を伸ばして褒められていました。

 

まさこは隣の病室で何があったか、全くわからないままでした。

 

心臓マッサージの姿は、生まれて初めて見る光景で

衝撃のあまり言葉が出ませんでした。

 

それは、いつ誰に起こってもおかしくない状況。

一日一日を悔いのないように過ごそう、と

思わずにいられませんでした。