11月14日水曜日。
13時30分に病棟の待合スペースに到着。
面会は14時からなので
毎日、そこで30分過ごしてから
まさこの病室に向かうことにしています。
待合スペースに到着してすぐ、館内放送が流れました。
これから15時まで、防災訓練をします。
防災訓練は職員が対象なので、
患者さんは部屋を離れないでください。
同じ内容で2度、館内放送が流れました。
ナースステーションを見ると、
数人の看護師さんが「●●病棟 夜勤者」と書かれた
ゼッケンを付けて準備しています。
そして10分後。
サイレンが鳴った後、こんな放送が流れました。
ただいま、●階の火災報知機が感知しました。
係員が確認しますので、次の放送までお待ちください。
1分ほど経過した後、
火事です。火事です。
●階で火災が発生しました。
落ち着いて避難してください。
いずれも2回ずつ放送が流れました。
ナースステーションを振り返ってみると、
ゼッケンを付けた看護師さんたちの姿はありません。
ナースステーションの壁に取り付けてある赤い電話が鳴りました。
電話は誰も触っていません。
女性の声で、「○△※☆●▽×・・・」と何かメッセージが流れた後
電話番号らしきメッセージが続き、電話は切れました。
ゼッケンを付けていない看護師さんたちは
淡々と、いつもどおりお仕事をしています。
病棟は、すでにいつもの状態に戻っています。
その後、15時まで何も起こらず・・・
結局、どんな防災訓練をしているのか
直接見ることはできませんでした。
訓練といえども、事前準備を整えて取り組むのは
当たり前のことなのでしょうが
そういう姿を見て安心する自分がいました。