11月30日金曜日。
今日から、まさこの病室が変更になりました。
病室は、地域包括ケア病棟にあります。
同じ病室の方が、地域包括ケア病棟に移って
施設へ行く準備をすると聞いていたので
なんとなく、病棟のイメージは抱いていました。
まさこの病室変更については、今日の午前中に連絡がありました。
ここ1週間の様子から、退院時期は近いかな?と感じていたので
病室の変更に違和感は感じませんでした。
ここでは、地域ケア包括病棟とはどんなところか、
リハビリ病棟と何が違うのか、ご紹介したいと思います。
地域包括ケア病棟とは?
今日の午前中、看護師さんから
「今までの病棟では急性期の治療をしていました。
これからは、退院に向けて家に帰る準備をします。」
という主旨の説明を受けました。
「治療は終了したということですか?」と看護師さんにたずねると
「そうです。」という回答がありました。
看護師さんのいう「急性期」とは、ざっくり言うと
病気になってから14日間以内のことを指すようです。
地域包括ケア病棟は、大まかに言うと
急性期の治療が終わって症状が安定した方に
経過観察やリハビリをして、自宅や施設に戻る準備をするところです。
対象となるのは、退院後に自宅や施設に入所する方など。
まさこは5日前にインフルエンザの予防注射をした後、
熱や血中酸素濃度の様子を見ていて、
今朝、血液検査と尿検査をしたところでした。
まさに、経過観察とうい状態なのでしょうね。
地域包括ケア病棟は、今までの病棟と雰囲気が違っていました。
あちこちから患者さんの話し声(独り言も含めて)がしたり、
リハビリは患者さんがかなり協力的だったり、
ナースコールをしても看護師さんはマイペースだったり。
病棟の患者さんは「症状が安定している」からこそ、
こういう雰囲気なのかな?という印象を受けました。
地域包括ケア病棟の入院費は?
入院費は定額で、1日あたり28,580円。
自己負担は1割~3割で、高額療養費制度の利用も可能です。
入院費には、リハビリ、投薬料、注射料、簡単な処置料、
検査料、画像診断料、入院基本料などが含まれています。
治療の内容によっては、一般病棟より
自己負担額が増額する場合もあります。
※後期高齢者(75 歳以上)の場合、
月の医療費の負担上限が定められているので
一般病棟の場合と負担上限は変わらないようです。
地域包括ケア病棟の入院期間は?
地域包括ケア病棟の入院期間は、最大60日までです。
状態が安定した時点で、自宅や施設に戻ります。
リハビリ病棟とは何が違うの?
まさこは去年、頭の手術をしました。
その後、現在の病院の「リハビリ病棟」に転院しました。
リハビリ病棟は、回復期リハビリテーション病棟といい、
対象となる病気と入院できる期間が限られています。
対象となる病気は、
脳血管疾患、大腿骨・骨盤等の骨折、胸腹部手術などです。
急性期の治療を終えて症状が安定した方に、
集中的にリハビリを行う病棟です。
まさこは、3か月をめどにリハビリする予定でしたが
途中で症状が悪化し、転院して再手術しました。
リハビリ病棟は対象となる病気が限られていますが、
地域包括ケア病棟は病名に関係なく入院できます。