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能登豪雨で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

連日のニュースはいたたまれない思いで見ています。

直接何かできるわけではなく、もどかしいですが

1日も早い復興を願うばかりです。

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最近、マイナ保険証のCMを目にするようになりました。

 

私自身はここ何年も病院にかかっていないので

マイナ保険証を使う時がきたら、いろいろと迷ってしまいそうです。

 

マイナンバーカードの健康保険証利用について(厚生労働省)

 

マイナ保険証で受診する時に、同意があれば

お薬の履歴などの情報が医師・薬剤師に共有され、

よりよい医療が受けられるとか。

 

医療情報の共有はいずれ当たり前になるのでしょうね。

 

個人の大事な情報として、真っ先に思い浮かぶのはコレ。

玄関内の柱に、このシールが貼ってあります。

 

シールを貼ったのは母まさこで、

同じシールは冷蔵庫の扉にも貼ってありました。

 

だいぶ色あせたこのシールは

冷蔵庫に「救急医療情報キット」があると示しています。

 

実際に冷蔵庫にあったものはこちら。

ペットボトルと同じ位の大きさで存在感がありますね。

 

横置きしてもフタにシールがあるので目立ちます。

中にはこんな紙が入っています。

紙はB4サイズの大きなもので、

冒頭にこんなことが書いてあります。

 

容器の中に入っている救急情報を、消防救急隊と

搬送先医療機関が、救急医療に活用することに同意します。

 

そして、以下の項目が書いてあります。

 

・本人の個人情報(氏名、生年月日、電話番号など)

・かかりつけ医療機関

・緊急連絡先

・持病

 

シートは母まさこが自分で書いた部分もあれば、

持病の部分は字体が違うので

薬局の方かどなたかに書いてもらったようです。

救急医療情報キットとは

 

本人の病歴や緊急連絡先等の「救急時に必要な情報」を

一式セットにしたもので、

専用の容器に入れて冷蔵庫に保管します。

 

自宅での万が一の救急時に、救急隊員がその情報を元に

迅速な救急活動を行えるように備えるためのものです。

 

何を入れるの?

 

キットには以下のようなものを入れます。

 

・救急情報シート

・写真(本人確認ができるもの)

・健康保険証(写し)

・診察券(写し)

・薬剤情報提供書(写し)

・お薬手帳(写し)

 

救急情報シートは役所などでもらったり

ダウンロードしたり、割と手に入りやすいかと思います。

 

個人的には、こちらのシートは

使い方も書いてあってわかりやすいと思います。

救急医療情報シート(JSPO 日本スポーツ協会)

 

 

いつから始まった?

 

日本では2008年に東京都港区でスタートしました。

 

このシステムはアメリカのオレゴン州ポートランド市で

すでに実施されていたそうで、

それを知った岡本多喜子さん(明治学院大学教授)が

港区に提案し、実現したそうです。

 

アドバイザー岡本教授が語る みんなでみまもるおせっかいの大切さ(昭文社)

 

 

なぜ冷蔵庫に保管するの?

 

冷蔵庫はほとんどの家庭にあるし、基本的に台所にあるので

救急時に救急隊員が見つけやすいからです。

 

シールを「玄関ドアの内側」と「冷蔵庫の扉」に貼っておけば

救急隊員にキットがあることを明示できますね。

 

どこでもらえるの?

 

市役所や役場などで配布されています。

 

救急医療情報キット(港区)

 

対象者を高齢者の方に限定している場合もあるので

お住まいの自治体に問い合わせましょう。

 

 

自分でキットを作るには?

 

ネット検索すると、いろんな作り方が紹介されています。

 

こちらは2パターン紹介されていてわかりやすいです。

もしもにそなえて -自分で作る救急医療情報キット- (国立市)

 

こちらは100均活用で取り組みやすそうですね。

救急医療情報キットの作り方(京都府高齢者情報相談センター)

 

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