昔から、我が家の茶だんすには

オトギリ草の焼酎漬けが置いてありました。

 

蚊に刺されたときはコレ!と

家族で重宝していたものです。

 

こちらは母まさこが作った焼酎漬け。

瓶の中にオトギリ草がぎっしり入っていますね。

日付けは「01 8月9日」と書いてあります。

 

焼酎のラベルは2007年にデザインが変わっているので

これは2001年に作ったのでしょうね。

宝焼酎「純」のラベルデザインをリニューアル

 

20年以上も前に作ったものが

今なお使えるなんて、感慨深いものがあります。

 

それにしても、気になるのは日付け。

 

8月9日頃は、オトギリ草は青々としていて

焼酎漬けを作るには早すぎるような気がします。

 

こちらは8月3日のオトギリ草。

花が少し残っていますね。

 

まさこが「8月9日」に焼酎漬けを作った時は、

オトギリソウの成長が早かったのかもしれません。

 

お盆の頃には花も終わり、葉が少し枯れ始めています。

花が終わったら摘み取って、水洗いして干します。

 

一週間ほど天日干しすればすっかり乾燥します。

これを35度の焼酎に漬け、数か月待てば完成です。

 

 

 

2001年の焼酎漬けもまだまだ残っていますが

我が家の物置きにはこんなものがありました。

日付は2007年10月14日。

 

オトギリ草が枯れてから漬けたのでしょうね。

 

量は一升瓶の8割ほどはあるでしょうか。

 

コップに注いでみました。

 

画像は麦茶みたいに見えますが

部屋中になんとも言えない香りが広がります。

 

言葉でどう表したらよいか迷うほど

深くて良い香りです。

 

この色合いもたまりませんね。

虫刺されに使うにはもったいないような気がします。

 

なかなかの年代物なので

有効活用するべく、まずは効能を調べてみました。

 

オトギリソウは生薬

 

画像のように乾燥させたオトギリソウは

「小連翹(ショウレンギョウ)」という生薬で、

民間療法に利用されてきたそうです。

晩夏から初秋にかけて、果実が成熟する頃に全草を採取し、

日干しにしたものを生薬で「小連翹(ショウレンギョウ)」といいます。

引用:公益社団法人 日本薬学会 生薬の花(オトギリソウ)

 

公益社団法人 日本薬学会 生薬の花(オトギリソウ)

 

オトギリソウの効能

 

オトギリソウの効能は、止血、鎮痛、収れん、利尿作用などで

下記のような利用方法があるようです。

 

煎じた液:止血、月経不順、扁桃炎、カゼの咳、鎮痛の目的で服用

焼酎漬け:すり傷や切り傷の止血に、歯痛や打ち身などの鎮痛剤として、

リウマチ、神経痛の予防として利用

 

入浴剤として

 

オトギリソウには鎮痛作用があるので、

薬用入浴剤として利用できるようです。

 

こちらのサイトには、効能として

痛風や痔の痛みの緩和が紹介されています。

 

健康入浴剤情報のご案内(オトギリソウ)

 

市販の入浴剤には、保湿成分として

オトギリソウが配合されています。

化粧水として

 

オトギリソウに保湿成分があるなら、

化粧品にも使われているはずですよね。

 

こちらのサイトでは、肌荒れやアトピーなどに

焼酎漬けを利用する方法が紹介されています。

 

お肌の再生秘伝のレシピ!?後編

 

大手メーカーの化粧水にも

オトギリソウエキスが配合されています。

私自身は気づきませんでしたが、

身近な商品にオトギリソウが使われているのですね。

 

それだけ様々な効能があるのだと、あらためて気づきました。

 

 

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