12月6日木曜日。

退院後、初めての訪問看護を受けました。

看護師さんは、先日、病室に来てくださったUさん。

まさこはUさんの顔を見て少し微笑んでいます。

 

おむつ、腸、尿、それぞれの状態をチェックした後、

痰の吸引、点滴針を保護するテープの張替をしていただきました。

 

最後に、訪問看護計画書の説明を受け、サインしました。

計画書には、入院中に起きた症状に対する対応が書いてあり

前回の退院後にサインした計画書とだいぶ違う印象を受けました。

 

ここでは、今回の訪問看護計画書にどんなことが書いてあったのか

ご紹介したいと思います。

 

 

訪問看護計画書とは?

 

まず、看護・リハビリの目標が記載されています。

その目標を達成するために、どんなサービスをするのか

具体的な内容が記載されています。

 

訪問看護計画書は、主治医の指示や

ケアマネージャーが作成したケアプランをもとに作成されます。

 

訪問看護計画書は、利用者・家族に内容を説明し

同意を得る必要があります。

 

どんなことが書いてあるの?

 

今回の入院で、まさこは体温を調節する機能が低下していること、

貧血症状があることを指摘されています。

訪問看護計画書には、こんなことが書いてありました。

 

看護・リハビリテーションの目標

 

体調が安定され、住み慣れた自宅で過ごせるよう支援いたします。

 

問題点・解決策

 

#1 体温調節中枢機能の低下により、平熱が高くなっています

①病状観察、バイタルサインの確認

病状変化時には早期に主治医へ報告・相談します。

②ご自身で体温調節が難しくなっているので、気温や気候に応じた

対策を検討してお伝えします。

③平熱が37.0℃台と高くなっているので、肺炎や感染兆候時などに

体温が上昇しても分かりにくくなっています。

様々な症状を注意深く観察していきます。

④緊急時には臨時での訪問、対応を行います。

 

#2 貧血症状などに注意して、生活を送っていきましょう

①MDS(骨髄異形成症候群)疑いがあるため、身体の怠さや息切れ、

動悸など辛い症状がないか観察していきます。

②血小板が減少しているので、出血や皮膚トラブルがないか確認します。

傷などが発生した場合には手当てを行います。

③貧血や出血傾向が心配な時は主治医の診察、採血指示を仰ぎます。

④ご家族の方が心配でわからないことがあればいつでも相談に乗ります。

 

#3 その日の体調を考慮しながら活動に取り組みましょう

①病状を確認しながら車椅子への乗車や外出を検討・実施します。

②四肢拘縮予防や関節可動域が広がるよう、身体を動かしていきます。

③発生訓練に取り組み、意思疎通ができるようコミュニケーションを

図っていきます。

④気持ちよく過ごせるようなケアを提供します。(清拭、手浴・足浴など)