16袋8日分、と言った話が、どういうわけか
8袋(4日分)と伝わっていました。
すぐ間違いに気づいたので良かったものの、
大事なことが伝わらない、嘘のようなホントの話をご紹介します。
主治医から退院許可が出た後、看護師さんと点滴について相談しました。
自宅で使う点滴は、往診のドクターが書いた処方箋をもとに
地元の薬局が自宅に届けてくれます。
往診後、点滴が自宅に届くまでには2日ほどかかります。
退院日と往診日は多少のずれがあるため、
今までは退院時に点滴を3~4袋ほどもらっていました。
自宅で使っていた点滴は、1袋あたり1000ml。
電動ポンプを使って、1日かけて点滴を体内に入れるため、
1時間あたりの点滴量は40mlとなります。
毎朝10時に、私が点滴の袋を交換するときには
点滴が40ml残っている状態で交換していました。
入院中、まさこの点滴は1.5倍の大きさになりました。
点滴の成分は全く同じで、1000mlから1500mlへと変更。
点滴量は1時間あたり40mlから60mlへと増えました。
退院許可が出た時点で、自宅には16袋の点滴がありました。
16袋すべて、1000mlです。
1500mlの点滴と成分は同じなので、16袋は無駄にせず
使い切りたいと看護師さんに提案しました。
朝10時と夜10時に点滴を交換して、
1日2袋ずつ点滴を使っていくのはどうかと。
1000mlの点滴は、1時間あたり60mlを体内に入れると
16時間持ちます。
16時間ごとの点滴交換は現実的には無理ですが、
朝10時、夜10時の12時間ごとの点滴交換なら可能です。
この提案に、主治医からのOKが出たので
往診してくれる診療所に連絡してもらうこととなりました。
その翌日。
訪問看護師さんが病室に来ました。
この看護師さんは、往診してくれる診療所と同じ建物内の
訪問看護部署に所属で、当然、診療所と密に連携しています。
点滴は、自宅に8日分あることを伝えました。
さらに翌日。午前中に退院しました。
午後に往診があり、そのときに来た看護師さんから
「自宅にある点滴は8袋と聞いていたので、4日分だと思った」
との話がありました。
「8」に間違いはありませんが、
8日分と8袋は大きな違いがあります。
自宅にある点滴の数が少なく伝わっていたことで
処方箋の点滴数が多くなっていました。
今回は、往診時に点滴数を確認してもらえたので
すぐに訂正できましたが。
大事なことなのに伝わらないことってあるんですね。
伝言ゲームのような、嘘みたいな出来事に驚きました。