1月5日土曜日。

今日は、まさこの弟の命日です。

7日はまさこの父の命日。

2人は同じお墓に眠っています。

 

去年まで東京にいた私は、2人の命日に

お墓参りをすることはありませんでした。

 

 

お墓参りができない代わりに、命日が近くなると

まさこに電話をして命日を知らせていました。

 

毎年、まさこに電話していたので

「なぜ命日を忘れないの?」とよく言われていました。

 

命日を忘れない理由。

それは、忘れると故人が夢に出てくるから。

 

過去に1度だけ、祖父(まさこの父)の命日を

すっかり忘れたことがありました。

その晩、私の夢に祖父が出てきて・・・

 

それ以来、命日を忘れることは無くなり

記憶が薄れていく母や兄に命日を伝えるようになりました。

 

そして今日。

病院へ行く前に、お墓参りをしました。

 

2人が好きだったものをお供えしました。

お供えしたのは「味の素」と「ニンニクと味噌」。

 

まさこの弟は、お漬物に「味の素」をふりかけていました。

「味の素」は、兄と私にとって強烈な思い出になっています。

 

まさこの父は、生のニンニクに味噌をつけて食べながら

お酒を飲んでいた。

兄の記憶を頼りに、ニンニクと味噌をお供えしました。

 

ニンニクはお供え物にはふさわしくない、という

ご意見もあるようですが

においが広がらぬようラッピングしてお供えしました。

 

その後、病院へ。

今日、まさこは目を開けられないままでしたが

お墓参りしたことを報告すると

ちゃんとわかってくれたようでした。