はじめに
これは「過去の日記」です。こんなことを書いていました。
2017年10月30日「目を開けない」
今日もまさこに会いに行きました。
病院に向かう途中で
銀行の担当者から電話が。
この銀行は、まさこが貸金庫を借りているところ。
まさこは6月末に貸金庫のカードを無くし
カードの再発行手続きをしていました。
そして。
カードを受取りに店頭へ行こうとしていた矢先に入院。
4か月以上まさこは入院しているので、
カードの受取りもできず、貸金庫も開けられずにいます。
まさこが転院したことを伝えると
行員さんは驚いた様子で、電話が保留状態に。
再び電話に出た行員さんから、
カードの受取りには、まさこ本人のサインが必要だと。
またお電話しますと言い、行員さんの電話は終了しました。
病院に到着したところ、
担当の看護師さんがいないという理由で
10分ほど待った後、病室へ。
まさこは昨日と同じ方向を向いて寝ていました。
話かけてみても全く反応がない・・・
目を開けようと、左のまぶたを上に上げても
すぐに目を閉じてしまう。
反対側にいた兄は
まさこはうなずいたと言うけれど、
昨日に比べたら反応していない・・・
足をさわってみると、ポカポカと温かく
いつものまさこと同じでした。
結局、担当の看護師さんとは
話ができないまま病室を後にしました。
まさこは目を開けて話をしてくれるのだろうか?
そんな不安はありましたが、
兄も私も不安な気持ちを口にすることなく
帰宅の途につきました。
そして夜。
洗髪後、手ぐしで髪を乾かしていたら
髪がごっそりと抜けてしまいました。
実は、8月に大きな脱毛ができていましたが
少しずつ順調に回復していました。
鏡で見ると、8月の大きな脱毛の左上が薄くなっている。
このまま脱毛が続けば隠せないかも・・・
そんな不安がよぎりましたが。
大きな脱毛が回復していることを考えると、
脱毛は一時的なこと。
そう自分に言い聞かせながらも
やはり不安な気持ちは晴れそうにありませんでした。