6月4日火曜日。

まさこが退院してから1週間が過ぎました。

 

そして、おしっこの管(尿道カテーテル)を外してから

2週間が過ぎました。

 

今のところ問題もなく、経過は順調です。

 

入院中に、なぜ管を外すことになったのか。

なぜ管を外したまま退院できたのか。

その経緯をご紹介したいと思います。

 

まさこは貧血が進んだため4月末に入院しましたが

入院したその日に、貧血の治療はしないという結論になりました。

連休前に入院。予定していた治療とは違う治療をすることになりました。

 

貧血の治療をしない代わりに、

おしっこの管の詰まりや血尿を改善しましょう、ということに。

 

入院前、まさこは連日のようにおしっこの管がつまり、

管を交換するたびに血尿が出ていました。

 

主治医から、こんな提案を受けました。

 

まずは、おしっこの管を1つ太いサイズにして様子見。

それでも詰まるようなら、さらに太い管にするか導尿するか検討。

 

それまでまさこが使っていたおしっこの管(尿道カテーテル)は

18fr(フレンチ)というサイズ。

 

入院当日の4月26日(金)から、20fr(フレンチ)のサイズに変更。

 

その後、全く血尿は出ませんでした。

 

そして、5月12日(日)に管を交換。

 

この前日に、尿はオムツに漏れ始めていました。

私は、お通じのニオイがすると思いナースコール。

が、ニオイの原因はお通じではなくオムツへの尿漏れでした。

 

管の交換直後に、わずかに尿が赤くなりましたが

翌日にはきれいな尿に戻っていました。

 

次は5月18日(土)に交換。

1週間も経たないうちに交換する理由を看護師さんにたずねると

「漏れも詰まりもないが、念のため早めに交換します。」と

即答が返ってきました。

 

そして。

その交換直後から、ひどい血尿になりました。

 

以前にも、同じような血尿を見たことはありますが

翌日になっても、2日後も尿は赤黒いまま・・・

 

3日後の5月21日(火)。

昼前に、主治医から私の携帯に電話がかかってきました。

 

この時、私はすでに東京にいて

どしゃ降り雨の中を移動していました。

 

折り返し病院に電話をしてみたけれど、主治医は離席中。

 

主治医と電話ができたのは2日後。

この日、私は面会をお休みして自宅にいました。

 

血尿が続いたので21日(火)に管を外した、

だんだん尿がきれいになってきている、

尿量は問題なく出ている、という内容でした。

 

まさこの退院は週明けの5月28日(火)。

 

管を外すことはかねてから願っていたこと。

このまま順調ならば管を外したまま退院したい。

管を外すことに不安があるなら、入院延長してもかまわない。

 

そう主治医に伝えると、

「もう少し様子見して、退院前日にもう一度相談しましょう。」

という話になりました。

 

そして翌日。

5月24日(金)午後に面会に行くと、

まさこのベッドはカーテンで隠れていました。

 

「これからおしっこの管を入れます。」という看護師さん。

 

「管を入れるとは聞いていない。主治医の指示ですか?

理由はなんですか?」とたずねました。

 

 

すぐに主治医が病室に来ました。

 

私が管を入れることを怒っている、と

主治医に伝わったのでしょうか(実際は怒っていません)、

おしっこの管は入れないことになりました。

 

その後、週末2日間は問題なく経過。

退院前日の血液検査・尿検査ともに異常なし。

 

予定どおり、5月28日(火)に退院しました。

 

まさこが入院していた病院には、泌尿器科がありません。

 

「おしっこの管を外す」ことは、治療の目的ではなかったので

「血尿を改善するため」に一時的に外したのかもしれません。

 

管を外したことも、外したまま退院できたことも、

単なる偶然なのかもしれません。

 

そのためでしょうか、退院間際も、いま現在も

「何かトラブルが起きたら再び管が入るのはやむを得ない」

と思いつつ、まさこを見守っています。