10時過ぎに病院に到着し、まず相談員さんをたずねました。

 

相談員さんから看護師さんに声をかけてくださるので、

病室で待つように言われました。

 

10時20分頃に病室へ行くと、まさこは寝ていました。

声をかけると「わざわざ来てくれたの?」と。

 

「これから家に帰る準備をするよ」と言うと

「家に帰ろう」と返事するけれど、全く目を開けない・・・

そして目を閉じたまま涙が流れるまさこ。

 

寝ているのかわからないけれど、話しかけると

答えてくれることもあり。

でもなかなか目を開けず・・・

 

看護師さんから、痰吸引など午前の分はすでに終了し、

在宅介護のレクチャーは明日から始めましょうとのお話が。

 

そして、説明資料を3部いただきました。

①介護者の方へ(衣服の交換や排せつなどの説明)

②吸引の手引き

③褥瘡(じょくそう)予防のお話

 

午後、病室に兄が来てから、ちょっと目を開けたまさこ。

鏡に映った自分の顔を見て、「にっこりして」と私に言われた通り

にっこりするまさこ。

 

でも、またすぐに目を閉じてしまう。

 

今日はいつもより会話している。でも目を開けない。

目を開けても兄の姿を追うことはなく、「あの時と同じ目だ」という兄。

 

あの時とは、年末に全く反応しなくなったときのこと。

 

なぜか涙が出ている、とも。

 

私が見た涙は無意識に出ていた涙なのかもしれません。

 

発熱せず、安定してきたと思ったまさこは、

まだ不安定なのかもしれません。

 

そう考えると、夜はなかなか寝付けませんでした。