10月21日(月)

午後3時頃に、お寺から電話がかかってきました。

電話をかけてきた相手は住職でした。

 

住職自ら電話をかけることもあるのね・・・と思いつつ

話を聞いてみると

「26日(土)はよろしくお願いします。」と。

 

お寺では、「教化事業」として26日(土)に

法話と演奏会が予定されていました。

 

台風19号の被害が大きかったので

「中止」の連絡かと思いきや、

準備を手伝ってほしいというお願いの電話でした。

 

住職の奥さまもいるので一緒に、

お弁当の準備などを手伝ってほしい、

そんな感じのお話でした。

 

お寺は自宅から自転車で5分。

父もまさこも、まさこの両親も、ここのお墓に眠っています。

 

「教化事業」の案内は1か月ほど前に届きました。

 

お寺が「教化事業」をしているなんて

私は全く知りませんでしたが、

ちょっと興味があったので「参加」の返事をしていました。

 

住職からの電話を受けたときは、

台風19号の二次災害が起きるかもしれない、と

翌日の大雨が気になっているところでした。

 

が、

実際に被災しているわけではないし、

当日は予定も無かったので、お手伝いを引き受けることに。

 

そして、当日。

案内されて進んだ先には

15畳ほどのお座敷が3つあり、

すでに準備を始めていた女性を紹介されました。

 

その女性はMさんといって、Mさんのご主人は

お寺の「護持会(ゴジカイ)」の役員をなさっている方でした。

 

Mさんはお手伝いの経験もあり、お寺の内部もご存知なので

私は教えてもらいながら手伝うことにしました。

 

まもなく、地元のスーパーがお弁当を届けにきました。

届いたお弁当は50個位ありました。

 

えっ?50個も?と一瞬驚きましたが

理由はすぐにわかりました。

 

その頃すでに、

本堂ではパイプ椅子を並べたり、

境内に受付ブースを設営したり、と

着々と準備が進められていました。

 

「護持会(ゴジカイ)」の役員は10人ちょっとですが、

この日はたくさんの方がお手伝いしていました。

 

私は、お手伝いをして初めて

「護持会(ゴジカイ)」や「教化事業」がどんなものか

知ることができました。

 

護持会(ゴジカイ)とは?

 

護持(ゴジ)とは、大切に守って保つこと。

お寺の護寺会(ゴジカイ)とは、

檀家や信徒がお寺を守り保つための組織をいいます。

 

毎年支払っている護持会の年会費は、

本堂の修繕・火災保険料、境内や墓地の整備・掃除、

積立金などに充てられています。

 

教化事業とは?

Wikipediaにはこんな説明があります。

もともと教化とは教育の意味で産まれた中国由来の単語であり、
江戸時代に教育という単語が生まれるまで、
日本では「教化」という単語は「教育」の意味を持っていた。

 

お寺の教化事業とは、ざっくり言うと

その宗派の価値観を教え導くための事業ということなのでしょうね。

 

今回の教化事業では、

布教師をお招きして「法話」をいただきました。

 

マイクを使ってお話いただきましたが、

耳の検査が必要かな・・・と思うほど私には聞き取れず

当然、その内容はほとんど理解できませんでした。