日中はテレビを見ないことが多いのですが

今年4月にスタートした番組、「DAIGOも台所」は別。

 

タイミングが合えばオンタイムで見ています。

 

初めて見たのは5月で、その頃DAIGOさんは

調味料の計量に慣れてきていた時期でした。

 

先生のお手伝いをしながら、

DAIGOさんは実践を通して成長していくのだなぁと

思っていたら。

 

なんと、5月下旬に

DAIGOさんは一人でオムレツを作っていました。

「昭和の甘辛ひき肉オムレツ」初心者でもできる簡単レシピ(2022年5月20日)

 

すぐそばで、先生(山本ゆりさん)が

適宜アドバイスをしてくれるのですが

料理初心者のDAIGOさんは上手にオムレツを仕上げます。

その姿に私は驚き、感動しました。

 

講師の先生方は、DAIGOさんもできるようにと

包丁の使い方とか切り方とか

ゆっくりとお手本を見せてくれます。

 

実践するDAIGOさんの手元もしっかり映してくれるので

私も初心に帰り、基本を学ぶことができます。

 

この番組の前は上沼恵美子さんが司会されていましたね。

 

上沼さんのトークが楽しく、大好きな番組だったので

終了のニュースを聞いたときはショックでした。

 

母まさことは、さらにその前の番組を見ていました。

 

当時私は学生で、日中自宅にいることもあったので

まさこと一緒にちょくちょく番組を見ていました。

 

レシピを参考にする、というより

金子信雄さんと女性アシスタントのやりとりを

楽しみに見ていた思い出があります。

 

話はそれますが、兄が買ってきたこのシリーズ

まさこと私は若き日の金子信雄さんを見て大はしゃぎ!

 

まさこも私も、ストーリーそっちのけで

名だたる俳優さんたちの若き日のお姿に釘付けとなりました。

(作品のファンの皆さまには申し訳ないです。)
 

話はもっと過去にさかのぼります。

 

私が小学4年生の頃、

まさこは私に料理を教えようとしていました。

 

まだ子どもの私と一緒にお料理を楽しみたかったのか、

一緒にお菓子を作りたかったのか、

今となってはその目的はわかりませんが。

 

当時のことは、私はすっかり忘れていましたが

ある時まさこにこう言われました。

 

「料理を教えようとしたら断られた」と。

 

当時の私が断った理由はこうです。

 

「私は子どもです。

子どもの私は勉強が仕事です。

今は勉強をするから料理はしません。

料理はやる時がきたらやるから。」

 

私はこんな主旨の話をまさこに伝えたそうです。

 

なんと生意気な!?と自分でも驚きです。

 

この話を聞いたのは10年位前でしょうか、

まさこがまだまだ元気な時でした。

 

私はこのやりとりをすっかり忘れていましたが、

「料理を押しつけられるかも」と

子どもながら身構えた、そんな記憶がよみがえりました。

 

私はまさこのお誘いを全否定しましたが、

まぁまぁ勉強はしていたので

まさこはあっさりと私の申し出を受け入れてくれました。

 

そして。

 

社会人になり、自立した私は

少しずつ自炊するようになりました。

 

実家に帰省した際、ひょんなことから

まさこと一緒にニンジンの千切りをすることになりました。

千切りを始めた私を見て、まさこは

「見てられない」と私から包丁を取り上げました。

 

想像以上に私の手元がおぼつかなかったのでしょうね。

 

それ以降、料理はすべてまさこにおまかせすることにしました。

 

そして。

 

在宅介護が始まってから

私はサイドテーブルで料理の下ごしらえをするようになりました。

私が野菜などをトントン切る音を聞いて

まさこがダメ出ししてくれないかな、

「見てられない」と起き上がって元気になってくれないかな、と

淡い期待を抱きながら。

 

結局、一緒にお料理することは叶いませんでしたが

まさこは私のそばで料理の音を聞いてくれていたと思います。

 

そして今。

 

テレビは仏壇の前にあります。

 

まさこも一緒に「DAIGOも台所」を見てくれてるかな、

なんて思いながら、番組を見つつ、料理を学んでいます。

 

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