退院してから1か月が経過しました。

今日は2週間ぶりにリハビリの先生が来ます。

まさこは、昨日も一昨日も寝ていることが多く

しっかりリハビリできるか不安でした。

ゴム風船を使ってリハビリしました。風船バレーは楽しく続けられそうです。

 

リハビリの先生が到着する前に、まず口腔ケア。

続いて痰を吸引。

だんだん目が覚めてきたまさこと、手足の準備運動をします。

 

「全然できない」と言うまさこ。

入院する前の自分と比べているのでしょうか・・・

「少しずつできるようになっているよ」と励ましながら

先生の到着を待っていました。

 

 

先生の顔を見て微笑むまさこ。

今日のリハビリはバッチリできそうな予感がします。

 

横になっているまさこの体を見て、先生は「柔らかくなっている」と。

先生いわく、以前は体が硬直していたような感じだったけれど

今は力が抜けて、体がベッドになじんでいると。

 

毎日のリハビリが効果あったのかしら・・・と嬉しくなりました。

 

そして、先生が体温計を手にすると、

まさこは肌着のボタンをはずそうとします。

 

この仕草には先生も私も驚きました。

 

まさこは、ボタンをはずそうともぞもぞしています。

「細かい動きだけど頑張って!」と見守る先生。

 

肌着は、ボタンではなくマジックテープで留められています。

先生が補助してマジックテープをはずすことができました。

 

その後、足のマッサージ、手や腕の運動をします。

運動しながら、まさこはいつもよりたくさんおしゃべりします。

 

まさこの話は今までで一番長文で、きちんと聞き取れる、と

先生も嬉しそうでした。

 

運動やマッサージが終わり、先生が「今日は立ってみましょう」と。

 

先生の提案に驚きと嬉しさを隠せない私。

まさこは「やってみる」と答えます。

 

まず、ベッドの端に座ること10分。

足を床につけ、足踏みしてみます。

 

そして。

まさこは先生につかまり、

先生はまさこのズボンを持ち上げて立たせます。

 

まさこは左足しか床についていませんが

先生がしっかり支えてくださり、立つことができました。

 

私は感動のあまり、言葉を失っていました。

 

「今日はいろんなことができましたね」と先生。

まさこは疲れたのか、ぼんやりしていました。

 

次回のリハビリまで2週間。

毎日少しずつ、まさこと一緒にいろいろ取り組みたいと思います。