昨日の午後、往診がありました。

先生から、月曜日の血液検査の結果を聞きました。

 

ヘモグロビンの数値は、通常の半分近くになっており

入院して輸血する必要があると。

ヘモグロビンの数値が低下。入院することになりました。

 

看護師さんからは、

「この数値なら、相当苦しいはず」とのお話もありました。

 

退院後、まさこから「苦しい」との訴えは無かったと伝えると

数値は入院中からすでに低かったので、慣れているのかも・・・と。

 

日曜日にまさこが「体がだるい」と言っていたことを伝え

入院する際は救急車を利用することとしました。

 

そして今日。

119番に電話をして、住所や氏名などを伝えると

「救急車は遠くまで搬送して、いま戻ってくる途中です。

到着するまで20分ほどかかります。」との案内が。

 

実際には15分ほどで到着しました。

 

救急隊員さんがストレッチャーを庭へ。

 

気づくと、そこにはご近所Mさんの姿がありました。

Mさんは、先日たくさんのオムツをくださった方。

救急車のサイレンの音を聞いて駆けつけてくださったようです。

ご近所からオムツをいただきました。あたたかい応援が介護の励みになります。

 

まさこは目を開けていたものの、Mさんには気づかない様子。

Mさんには、入院は昨日から決まっていたことと

入院先を手短に伝えました。

 

「ちゃんと戸締りして行きなよ。」とMさん。

 

事前に入院することがわかっていたとはいえ、

救急車が目の前にあると、気持ちが焦ってきます。

 

Mさんのおかげで、「戸締り忘れずに」と

自分に言い聞かせることができました。

 

救急車に乗り込むと、まさこは酸素マスクをしていました。

救急隊員さんから、

「血中酸素濃度が88に低下しています。」と。

 

まさこの顔色はいつもと変わらないし、受け答えもしますが

体調は変化していたようです。

 

まさこは顔に酸素マスク、腕に血圧計、胸に心電図をつけたまま

病院まで運ばれていきます。

 

救急隊員さんは、車内でまさこに何度も、そして私にも

声をかけてくださいます。

それがどれだけ心強かったか。

 

介護タクシーを利用する選択肢もありましたが、

救急車をお願いして本当に良かったと思いました。