2月13日水曜日。

日付が変わる前に、痰の吸引を終えて

朝までぐっすり眠ろうとしていましたが。

 

真夜中に、人の気配がしました。

 

玄関のカギをかけずに寝てしまった・・・と後悔もしましたが

何か盗まれたとしても、家財の保険に入っているから

大丈夫大丈夫、と自分を励ましつつ

息をひそめていました。

 

 

そばにいるまさこはスヤスヤ寝ている様子。

 

しばらく経っても、人の気配は消えません。

 

家のあちこちで、わずかな物音がします。

 

木造の古い家なのできしむ音がするのでしょうが、

なかなか音は止みません。

 

人の気配は、泥棒とかじゃなくて

亡くなった誰かが来てるのね・・・

 

そう思ってじーっとしていました。

 

人の気配は、まさこと私が寝ている部屋には

入ってきません。

 

まさこの旦那(つまり、私の父)が来てるのかな。

 

そう思うと怖い気持ちはありませんでしたが、

(まさこのことはまだ迎えに来ないで!)

と心の中で何度も繰り返しました。

 

まさこが入院してから、父は何度も夢の中に出てきています。

 

一度だけ、夢ではなく「姿」が見えたことはありましたが

その「姿」はガラス戸の向こう側にあったため

さほど恐怖を感じずにすみました。

 

父は、夢の中でも「気配」として出てくることが多く

それは、私を怖がらせないためだと思っています。

 

人の気配が部屋に近づいてこない様子からすると、

やはり父なのでしょうね。

 

まさこのことが気になって様子を見に来たのか、

応援しに来たのか、どちらかなのでしょうね。

 

枕元のスマホを見ると、時刻は3時47分でした。