8月3日土曜日。

 

梅雨明けと同時に、日中は35℃を超えるようになり

8月はさらに気温が上昇。

 

まさこの葬儀をした1日(木)は36℃、翌日は37℃。

3日(土)はさらに暑くなりました。

 

朝からグングン暑くなり、

エアコンの効いている部屋から出ると

室内でも立っていられないほどです。

 

回覧板は日が暮れてから持って行こう、

今日は寝るまでエアコンが効いた部屋にいよう、

そう思っていました。

 

午後2時過ぎ。

「こんにちは」と誰かがやって来ました。

 

玄関先には知らない男性が立っていました。

 

私は玄関に出ただけで、暑さで頭がグラグラします。

 

男性の名刺には、「●●堂」店長と書いてありました。

 

「●●堂」は、仏壇だけでなく葬祭や墓石も扱っています。

 

「お仏壇や墓石はお持ちですか?」

「お位牌は頼みましたか?」

そんな感じの質問をされました。

 

仏壇も墓石もすでにあること、位牌も依頼済みと伝えると

「何かありましたらいつでもお電話ください。」という

店長さん。

 

仕事とはいえ、こんな猛暑の日に営業だなんて。

 

思わず、店長さんにねぎらいの言葉をかけました。

 

新聞のお悔やみ欄を見て営業する、いわゆる「お悔やみ営業」は

敬遠されることもあるかと思います。

 

が。

今回お会いした店長さんは、

汗ひとつかかず、さわやかな姿で現れて

さっぱりした営業をし、あっさりと引き上げていきました。

 

猛暑日に、それも一番暑い時間帯に営業・・・

その姿に、感心するよりも恐縮する気持ちの方が強くなりました。