8月11日(日)。

お骨箱に入ったまさこは、後飾り祭壇で眠っています。

今日は、畑で収穫したイチゴとトマトをお供えしました。

 

後飾り祭壇は、仏壇の前に置いてあります。

まさこが旅立ってから、仏壇の扉は閉じていますが

毎朝、仏壇の脇にもお茶をお供えしています。

 

まさこを介護していた頃は、

毎朝、仏壇にお茶をお供えして、その後

まさこのそばでお茶を飲むのが一日の始まりでした。

 

仏壇にお茶をお供えしたと伝えると、

「ありがとう」と言ってくれたまさこ。

 

それは目を閉じたまま言うことが多かったけれど、

朝からまさこと会話できるのは何より嬉しかった。

 

今は、毎朝、仏壇脇と後飾り祭壇にお茶をお供えして

その前でお茶を飲みながら、いろいろ話しかけています。

 

まさこが大事にしていた畑は

梅雨明け以降、どんどん変化しているので

その様子を毎日のように話をしています。

 

そして、畑で収穫できたものは後飾り祭壇にお供えしています。

 

イチゴは、昨年9月にまさこが食べたいと

言ったのをきっかけに育て始めました。

イチゴが実ったのは5月末。

収穫できたのはほんの数個で、

まさこが味見できたのは2~3個でした。

 

その後、どういうわけかまた花が咲き、

7月中旬からイチゴを収穫することができました。

 

が、7月中旬頃のまさこはほとんど目を開かず

会話もできなくなっていたので、

イチゴを食べてもらうことはできませんでした。

 

この写真は、畑で初収穫したピーマンを手にするまさこです。

春に種まきした野菜たちはなかなか芽が出ず、

やっと収穫できたのが6月21日(金)。

収穫したのは写真のピーマン1個でした。

 

ピーマンをぬか漬けにして、明日味見しよう

と、楽しみにしていました。

 

が。

翌日、まさこは微熱が出たため味見は中止。

さらにその翌日、まさこは高熱が出て緊急入院。

 

7月になり、収穫できる野菜が少しずつ増えました。

収穫した野菜は、まさこに見せようと写真撮影していましたが、

まさこはすぐに目を閉じてしまうため見てもらうことができず・・・

 

本当は、畑で育った野菜を

まさこと一緒に食べたかった。

 

それはもう、決して叶わないこと。

 

ならば、せめてお供えすることで

収穫の喜びを分かち合えたら・・・と思っています。