8月23日金曜日。

午後に、いとこから電話がありました。

「明日、何か予定ある?」と。

 

特に予定が無いことを伝えると、

いとこが住む地区の夏祭りへのお誘いを受けました。

 

まさこの四十九日法要が済んでいないのに

お祭りに参加するのは、正直、気が引けていました。

 

私の気持ちをいとこに伝えると、

「気にする人は気にするけど・・・

そんなに気にしなくてもいいんじゃない?」

という返事が返ってきました。

 

いとこが住んでいる地区は、

私の父と祖父が生まれ育ったところです。

 

まさこの四十九日法要の前ではあるけれど、

父と祖父に馴染みのある地区のお祭りなら

見に行くだけでもいいかな・・・

 

そう思いつつも、夕方、

父と祖父のお墓に行き、夏祭りに行くことを事前報告しておきました。

 

そして、今日。

 

16時から、夏祭りに参加しました。

 

夏祭りは、自治会の役員さんが実行委員をしていて

いとこはいろんな方に挨拶していました。

 

その中に、まさこの葬儀に来てくださったSさんがいました。

 

Sさんは、私がまさこの娘だと気づくと

町内に住む親戚はまさこの実家だけだったこと、

まさこの父(つまり、私の祖父)やまさこの弟に

いろいろと助けてもらった、という話を

たくさんお聞きました。

 

葬儀の時には、ほとんどお話できなかったSさんですが

思いがけずいろんな話をすることができたし、

祖父やまさこの話も聞くことができたし、

思い出深いお祭りとなりました。

 

自宅に帰ってきて、まさこの遺影に報告しました。

 

お祭りでの楽しい出来事を報告したはずなのに、

遺影に話しかけているうちに涙が止まらなくなりました。