前回の記事では、母まさこの梅干し漬けをご紹介しました。

漬けもの容器に入っていた謎のモノとは…?

 

梅干し漬けはダメになっていましたが

実はもう1つ、まさこが残した漬けもの容器がありました。

 

それは、こんな風に台所に置いてありました。

容器の上には赤シソの袋が乗っています。

 

さあ、これから梅干し漬けに赤シソを入れよう!

そんな感じに見えました。

 

まさこは、関東在住の妹から梅をもらい

久しぶりに梅干し漬けを作っている、という話を聞いていたので

この容器がそうなのだ、と疑いもせず

中身を確認しないまま保管していました。

 

「赤シソを入れる前の梅がおいしくて」と言う

兄の言葉をきっかけに、

あの容器!中身はまさにそれだ!開けてみよう!

となりました。

 

どんな状態になっているだろう?もしかして食べられる?と

ちょっとワクワクしながらフタを開けてみると…

容器の中にかめが入っていました。

かめの中をのぞいてみると、表面は真っ白。

よく見るとキラキラしています。

 

表面は塩の結晶でびっしり覆われていました。

 

スプーンですくってみると、鷹の爪が出てきました。

容器の中身はぬか床でした。

 

ぬか床に塩と鷹の爪がたっぷり入っているせいでしょうか、

変なニオイもないし、カビもないし、問題なさそうです。

 

実は去年の夏、ぬか床に虫がわいてしまい

ダメにしてしまった苦い思い出があります。

 

兄にそれを伝えると、

「ね!やっぱり、この位塩を入れないとダメ」

「(娘は)まだまだだね」とまさこが言ってるかも、という話になりました。

 

このぬか床は、まさこの形見であると同時に

私への贈り物のような気がしてなりません。

 

大事に大事にしていきたいです。

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