昨年2月。

帰省していた4日間、まさこと家の整理をしました。

 

それまでも、帰省するたびに少しずつお掃除していましたが

まさこは父のものを捨てたがらず、

「もういいよ、やめて」と言われることが多かったので

お掃除も整理も思うようにはかどりませんでした。

 

で、昨年2月。

寒くて外に出かけたくないのを口実にして

4日間まるまる、まさこと一緒に整理をしました。

 

まさこも私もモノを捨てられないので、

捨てられないならせめて整理しよう。と思い

今まで手つかずだったクローゼットを整理しました。

 

クローゼットは、まさこの洋服を入れるところと

4段に分けて収納するところがあります。

 

洋服は、ある程度整理されていましたが

肌着や靴下があちこちにあって、整理するだけで何度も挫折しそうになりました。

 

で、4段のクローゼットは、収納されていたものを全部出して

タオル、毛布、こたつ掛けなど、種類別にしてから収納しました。

 

まさこも私も整理が苦手なので、

どこに何があるのか、一目でわかるようにしました。

 

そしてこの5か月後に、まさこは入院しました。

 

入院してから3か月半経った頃、

まさこは大きな手術をしました。

 

病院からは付添不要と言われましたが、

当時のまさこは目も開けず会話もできない状態でした。

 

私はいてもたってもいられず、

家のすみずみまで磨いたり拭いたりして時間を過ごしていました。

 

当時は、在宅介護のことをぼんやりとイメージしつつも

少しでも元気になってほしいという一心で

掃除していたような気がします。

 

これは2018年年4月に撮影したクローゼットです。

 

今は私の荷物も追加され、もう少しぎゅうぎゅうですが・・・

 

このクローゼット、スッキリしているとはいえませんが

看護師さんやヘルパーさんたちは「どこに何があるかわかる」と

意外と好評でした。

 

まさこと一緒に整理したのはとても楽しく、

その時は達成感と満足感で気持ちがいっぱいでした。

 

在宅介護が始まった今、まさこと家を整理したことは

無意識にそれを感じてやっていたのだろうか、

まさこと2人で在宅介護の準備をしていたのか、

そんな気がしてなりません。