8月は父の命日があります。

 

父はお盆の真っ最中に旅立ちました。

 

お盆といえば、住職が一番多忙な時期ですから

父の葬儀は住職のスケジュールに合わせて

お盆明けに執り行った思い出があります。

 

その後、初盆、三回忌は母まさこも同席しましたが

七回忌の時、まさこは入院していたため

兄と私だけで執り行いました。

 

父の命日はお盆の時期、

母まさこの命日は7月末でお盆に近いこともあり

両親の命日はいつもと変わらず過ごすようになりました。

 

もちろん命日には2人のことをいろいろ思い出したり、

お盆の時期には盆提灯や精霊馬を準備したりしますが

お墓参りをする以外、特別なことは何もしていません。

 

ご近所さんの墓じまい

 

昨年の秋、ご近所さんから「終活」の話を聞きました。

 

その方は実質的には「お隣さん」なのですが、

わが家の土手の下にお家があるため

日頃は顔を合わせる機会がほとんど無いご近所さんです。

 

昨秋、私が土手の木を伐採していた時に

ご近所さんが声をかけてくださり、

ひょんなことから「墓じまい」の話になりました。

 

ご近所さんには娘さんがいて、

30㎞ほど離れた所に嫁がれているとか。

 

30㎞って、何かあったら駆けつけることはできるけれど

頻繁に行き来するのは負担を感じるような気がします。

 

ご近所さんは奥様ともどもお元気なのですが、

「もう墓じまいしたよ」とおっしゃいます。

 

そして、ある「図面」を見せてくださいました。

 

図面のイメージはこんな感じです。

(左側の赤丸で囲んだ部分)

図面は土地の境界がわかるもので、

住宅地図とは様子が違います。

 

自分たちが旅立った後のことを考えて、

法務局に出向いて取得してきたとか。

 

図面には3軒先くらいまで記載されていて、

わが家と2軒先の畑も確認することができました。

 

この先、娘さんが困らないようにと

先々のことを考えて準備なさっているとは頭が下がりますね。

 

ご近所さんはお庭も家庭菜園もキレイにお手入れされていて、

道路から垣間見える家の中もすっきりと片付いています。

 

日頃からきちんと生活されているのはもちろんのこと、

終活もしっかり取り組まれており

見習うべきところはたくさんあります。

 

父の十三回忌

 

今年は父の十三回忌にあたります。

 

昨年末、お寺からお知らせのお手紙が届いていました。

お寺からのお知らせは兄の名前で届きます。

 

兄は実家を出ていますが

長男ですし、お墓を建てたのも兄ですから

まさこが旅立つ前から、お知らせは兄の名前で届いています。

 

お知らせには五十回忌まで記載されていますから

この先ずっと、回忌法要のお知らせは届くのでしょうね。

 

実は、十三回忌のお知らせを見たのはつい最近のこと。