7月12日木曜日夕方。

 

まさこの甥がやってきました。

 

甥は、まさこの義兄の息子で同じ町内に住んでいます。

気さくな方で、まさこは自分の旦那が亡くなってから

何かと頼りにして仲良くしていた方です。

 

甥は、まさこの入院は知っていたものの、長期入院とは知らなかったようです。

 

私は庭の草むしりをしていましたが、部屋に案内すると

まさこは甥を見たとたん、大きな声を出しました。

 

 

何を言っているのか聞き取れませんでしたが、

そんなに大きな声が出せるんだ、と驚くほど大きな声でした。

 

甥は励ましの言葉をかけてくれ、その後、私を手招きします。

隣の部屋について行くと、まさこの義姉が亡くなったことを聞きました。

義姉は、私たち家族を何かと気にかけてくれていた方です。

 

義姉は他県に住んでおり、甥は葬儀に参列できないことを

すでに伝えたようです。

 

参列できないのは、まさこも私も同じ。

 

葬儀の日程など、詳しいことは教えてもらうことにして

その日は、まさこには訃報を伝えずにいました。

 

そして翌日、7月13日金曜日。

 

甥から、葬儀の日程と、今日のうちに香典を送ることを聞きました。

 

念のため金額を聞き、その後、父の葬儀で使った香典帳を確認。

香典は甥と同金額にすることにしました。

 

そして、訪問入浴サービスが終わった後、

香典の送り方についてネットで調べました。

 

香典にはお悔やみの手紙を添えること、その文例、

送るタイミングなどを確認しました。

 

まさこに、義姉が亡くなったこと、香典を送ることを

伝えると、冷静に理解している様子でした。

 

お悔やみのお手紙を書いた後、まさこに見せて

それから郵便局へ。

 

 

日付指定で、現金書留を発送しました。

 

帰宅後、発送したことをまさこに報告。

まさこは無表情でしたが、

何度も遊びに来てくれた義姉を思い出しているような

そんな気がしました。