7月16日月曜日。

 

9時30分。

遠出していた兄が帰宅しました。

兄は数日後に戻ってくる予定でしたが、まさこの入院を知り

急いで戻ってきました。

 

 

「午前中に帰る」と聞いてはいましたが、

あまりの到着の早さに驚いてしまいました。

 

「急がずに帰る」と言っていた兄でしたが、

おそらく夜明け前に出発したのでしょうね。

 

いろいろな土産話を聞いた後、病院へ。

 

まさこは寝ていました。

顔も脇下もあたたかく、熱がありそうな感じでした。

声をかけても返事はありません。

 

その後、看護師さんが測った熱は37.6℃ありました。

 

兄がいろいろ話しかけたり、

スマホで撮影した写真を見せたりすると

まさこはかすかに何かを言っているようでした。

 

兄は、ベッドのそばに座り、まさこの顔を触ったままウトウト・・・

やはり寝不足だったのでしょうね。

まさこは、兄の顔をじっと見つめていました。

 

まさこは夕方も熱はさがらず、声をかけても反応はいま一つでした。

 

病室を後にして、早めに帰宅。

ごろ寝していた兄は、20時過ぎには深い眠りについたようでした。

 

そして、7月17日火曜日。

3日ぶりに、日々の出来事をメモしようとしたその時。

 

1年前の7月16日は、父の七回忌だったと気づきました。

当時まさこは入院中で、兄と私で朝10時にお寺に行った日です。

 

 

まさこは、昨年7月に入院し、その直後から

七回忌のことをとても気にかけていました。

 

遠出していた兄をこの日に呼び戻したのは

まさこなのか父なのか、私にはわかりませんが

何か意味があるような気がしてなりませんでした。