8月2日金曜日。

昨日、まさこは火葬されました。

お骨箱に入って自宅に戻ってきたまさこは、

茶の間にある仮の祭壇で眠っています。

 

8時30分過ぎ。

ベッドなどの介護用品をレンタルしていた業者さんから

電話がかかってきました。

 

「このたびはご愁傷様でした。

お葬式が終わって落ち着くのが今日、とうかがったので

引き上げに伺っても大丈夫ですか。」と。

 

まさこの葬儀は旅立ってから数日後だったので、

葬儀前に引き上げてもらうことも可能でした。

 

が。

 

葬儀が終わって、ホッと一息ついた今。

このタイミングで引き上げの連絡をもらえて

良かったと思います。

 

業者さんからの連絡後、まさこの部屋へ行ってみました。

 

お返ししようとまとめていた介護用品がこちら。

 

葬儀前には、部屋の時間が止まっているように感じていました。

訪問看護師さんからの電話。声を聞いた途端に涙が・・・

 

葬儀が終わった今。

まさこは、6月下旬までこの部屋にいたのに

それはもっと遠い過去のような感覚になっていました。

 

そして。

 

9時前に業者さんが到着しました。

 

ベッドの柵を外し、電源コードをまとめ、

マットをコンパクトにし・・・という作業も

ものの15分ほどで終了しました。

 

その後、ケアマネージャーさんに来てもらい

点滴用の機械と点滴台をお返ししました。

 

まさこの部屋は空っぽになりました。

 

まさこの介護は本当に終わってしまった・・・

 

そう思うと、

私の心も空っぽになったような気がしました。