9月7日土曜日。

まさこの四十九日法要が終わりました。

 

晴れ女だったまさこにふさわしいほど、

今日は朝からジリジリと暑い真夏日でした。

 

お寺に着くと、すでに石材店さんがいました。

この暑い中、早くから納骨の準備を

してくださっていたようです。

 

住職のお母さまにご挨拶した後、本堂へ。

 

お供えする果物やお花は事前に届けられていて、

お母さまたちが本堂にお供えしてくださいます。

 

今日は副住職にお経をあげていただきました。

副住職の前には黒い位牌が、左わきには

白い位牌が置いてあります。

 

副住職の後ろ、つまり私たちの前には

お骨箱と白い位牌が置いてあります。

 

本堂に風が通るせいでしょうか、

副住職がお経を上げていると

背後から鈴の音が聞こえてきました。

 

鈴の音が鳴りやまないので、私はつい

後ろを振り返りました。

 

後ろには誰もいませんでした。

が、私はずっと何か気配がするような気がしていました。

 

お骨箱と白い位牌の前でお焼香をすると

鈴の音はだんだん小さくなっていきました。

 

お経を聞きながら、私は

まさこが迷わずに次の世に旅立てるようにとか

四十九日法要まで穏やかに過ごせてホッとしたことなどを

考えていました。

 

お通夜や告別式の時は、いろいろ思い出してたくさん泣きましたが

今日は涙が出ることもなく、終始穏やかな気持ちで過ごしました。

 

そして。

本堂での法要は終了しました。

 

外では手桶を準備して

石材店さんが待っていてくれました。

 

私たちが位牌、塔婆、お骨箱を持っているので

石材店さんはお花や手桶を持って

一緒にお墓に向かいました。