ご近所のHさんが旅立って、ちょうど1週間。

Hさんの葬儀はすでに終わり、

今は娘さん3人が残っていろいろ切り盛りしているようです。

 

まさこの葬儀は、旅立ちから1週間後でした。

葬儀まで時間があったおかげで、

遺影写真や副葬品(棺の中に入れるもの)をじっくり選んだり

生前に録画した動画を見て笑ったりして

まさことの別れまでのんびり過ごすことができました。

 

12月24日(火)。

葬儀後に、Hさんのお宅にうかがいました。

私はお通夜・告別式どちらも予定があり

参列できないことは、事前に娘さんたちに伝えていました。

 

娘さんに「若い時の写真を遺影にしたから、びっくりしないでね」

と聞いていたので、どんな遺影なのかと気になっていましたが・・・

 

「私たちよりも若いでしょ?」と娘さんに言われ

思わず爆笑してしまいましたが、

Hさんの遺影は若々しくて素敵でした。

 

仲人さんをした時に、写真館で撮影したものを

そのまま遺影にしたそうで

キリリとした表情も、着物姿もお見事でした。

 

Hさんはチョコレートが大好きだったので、

こちらを娘さんに渡しました。

 

Hさんは年明けが誕生日なので

ホントは本人に渡したかったのですが・・・

 

娘さんたちといろいろと話をして、

Hさんの新しい魅力をいくつも知ることができました。

 

Hさんはおしゃべり大好きなので

いろいろ聞いていたつもりでしたが、

私の想像以上にタフでエネルギッシュな人でした。

 

ワンちゃんのお洋服を自作していたのも初耳でしたが

何より驚いたのは、

寝たきりになったお姑さんの寝巻きも自作していたこと。

 

当時は、介護保険サービスもない頃。

Hさんは在宅介護をしながら、その合間に

お姑さんの着替えが楽になるようにと、寝巻きを作ったそうです。

 

当時、それを見た保健婦さんが驚いて

こうすればいいのね!真似させてほしい、と申し出たとか。

 

Hさんは新しいことに挑戦するのも好きで、

「壁」があると乗り越えたくなる人だったそうです。

 

まさこは「ピンチはチャンスだ」と言って

Hさんと意気投合した、という話を聞いたことはありますが

壁を乗り越えるだけでなく、

Hさんは新しい道を切り開いてどんどん前に進んだのでしょう。

 

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先に旅立ったまさこが、「こっちはいいとこだよ」なんて

Hさんに声をかけて連れて行ったのではないか?と言う私に

「連れて行ってもらって良かったと思う」と娘さん。

 

見事な旅立ちをしたHさん。

見送った娘さんたちの清々しい表情が印象的でした。