毎年5月になると、納税通知が届く方も多いかと思います。
サラリーマンの方は、住民税や所得税などは
給与天引きされるので支払う手間はかかりませんが…
自動車税や固定資産税は違いますよね。
この時期に納税通知書が届くことはわかっているけれど
支払う税金はなかなかの金額だし、
自動車税の納期限は5月31日だし、
いろいろと負担に感じてしまいますね。
大変な時期ではありますが
この機会にぜひチェックしてほしいこと、
それは固定資産税の評価額です。
土地や建物など、どれだけの価値があるか
把握しておくのは無駄ではないと思います。
我が家では、評価額をの確認をきっかけに
定期預金の解約など、預貯金をスリム化しました。
評価額チェックのきっかけ
母まさこは、コツコツと貯蓄する堅実な人でした。
「郵便局に10年預けると倍になる」時期があったそうで、
まさこはせっせと貯金に励んでいました。
満期時に受取る利子も、楽しみの一つだったのでしょうね。
ところが。
まさこは70歳を過ぎた頃から
預貯金への興味が薄れていったように見えました。
「病気になったらどうしよう」と
もしもの時に備えて貯金していたまさこでしたが、
父を見送ったことで肩の荷が下りたのかもしれません。
まさこは、預貯金はしっかり管理していた一方で
土地と建物の価値は全く把握していませんでした。
当時、私は実家に戻るなんて全く考えておらず
土地にも建物にも興味はありませんでしたが
まさこの変化を目の当たりにし、
土地・建物の価値を把握しておこうと思い立ちました。
評価額のチェック方法
ここでは、簡単に土地や建物の評価額を確認する
方法をご紹介します。
ざっくりした金額を把握する、という主旨でご紹介します。
正しい評価額を知りたい方はこちらを参照してください。
チェック方法はとても簡単です。
・固定資産税納税通知書を用意
・固定資産税課税明細書を見る
たったこれだけです。
納税通知書は今月届いているので
手元にある方はぜひ見てください。
固定資産税課税明細書は、納税通知書に
添付されています。
明細書の様式は自治体によってさまざまですが
「価格」とか「評価額」という名称で表記されています。
我が家は自宅と畑の土地は番地が違っているので
それぞれの評価額が書かれています。
評価額の確認方法など、こちらのサイトでわかりやすく解説されています。
【目からウロコ】サルでも分かる固定資産剤評価額の調べ方と計算方法
評価額をチェックした後、何をしたか
明細書に書かれていた評価額は、土地建物合計で約500万円でした。
まさこは「え??500万?」とビックリ。
「価値は50万位だと思ってた」と言うので
さすがにそれは無いでしょーと笑いながらも、
確認してよかったと思いました。
その後、まさこの定期預金を一緒に確認して
2つ解約することにしました。
2つとも同じ銀行で、金額は100万超え。
大きい金額なので私も付き添い、
2回に分けて解約手続きしました。
その1年後、まさこは入院し寝たきりになりました。
評価額をチェックしたのは今から7年前。
チェックした4年後、まさこは旅立っています。
まさこが元気なうちにやっておいてよかった、と
つくづく思います。
相続のことなど、今後の備えになるかもしれませんね。
相続に備えて実家に届いた固定資産税納税通知書をコピーしておく