6月末に梅雨明けして以降、

なかなか夏がやってこない日々が続いています。

 

なんと、我が家のエアコンは今月まだ一度も稼働せず

夜の寝苦しさも全くない状態です。

 

昨日、今年初のミンミンゼミの鳴き声を聞きましたが

いまひとつ元気がなく、もの足りなく感じてしまいました。

 

母まさこが大事にしていた畑では

いま頃は夏野菜がいろいろと収穫できるのですが。

 

今年は、つい最近キュウリとナスを収獲したばかり。

 

1週間ほど前に収穫したキュウリがこちら。

長い2本は四葉(ヨウスウ)キュウリ、

短いキュウリはご近所さんにもらった苗から育てたキュウリです。

 

四葉(ヨウスウ)キュウリは

シワシワでイボがたくさんあって見た目はイマイチですが

歯ごたえもよくおいしいキュウリです。

 

皮が薄くてやわらかいので、漬物に向いているとか。

 

なかなかスーパーでは見かけないキュウリですね。

四葉キュウリとは(旬の食材百科)

 

 

昔のキュウリとは

 

短いキュウリは、地元の人たちが昔から育てているものです。

 

地元では●●●キュウリと呼ばれていますが

それは正式名称なのか、一般的には何と呼ばれているのか

いまのところ解明できていません。

 

なので、ここでは「昔のキュウリ」と呼ぶことにします。

 

 

昔のキュウリは、母まさこの大親友Hさんも育てていました。

 

こちらに掲載している写真のキュウリもそうです。

日々の出来事を写真に撮って見せています。もの忘れの改善を期待して。

 

3年前はHさんから昔のキュウリの苗を譲ってもらい

栽培から収穫まで楽しむことができました。

 

Hさんはキュウリの種を自家採種していて

私は次の年も苗を譲ってもらうつもりでした。

 

が。

 

3年前の暮れにHさんが旅立ち、

自家採種の種はそれと気づかずに娘さんたちが片付けてしまい

それっきりとなってしまいました。

 

そして。

 

今年、やっと昔のキュウリを育てることができました。

 

苗をくださったのはご近所さんで、

同級生Kちゃんのお父さまです。

(以下、Kちゃんパパと呼びます。)

 

Kちゃんパパは、母まさこともHさんとも仲良しで

私にとっては畑の先生でもあります。

 

6月初旬に苗を譲ってもらい

それから約1か月半で収穫できました。

 

昔のキュウリは、小ぶりですが

皮がとても薄くて種がぎっしり詰まっています。

 

縦半分にカットした状態がこちら。

左が昔のキュウリ、右が四葉キュウリです。

 

四葉キュウリも種が多いですが

昔のキュウリの方がより皮が薄くてみずみずしいです。

 

この後、なぜか収穫がぱったりと途絶えてしまいました。

 

それを見かねたKちゃんパパ、

こんなにキュウリを持ってきてくれました。

左4本が昔のキュウリ、右2本が普通のキュウリです。

断面を見ると、2つの違いはそれほどわかりませんね。

 

縦半分にカットすると、

昔のキュウリは種がとても多いとわかりますね。

 

 

昔のキュウリの思い出

 

昔のキュウリは、地元のスーパーでも見かけないので

いまでは貴重なものかもしれません。

 

昔のキュウリは、祖父母の家でよく食べていました。

 

兄と私が幼少の頃は、まさこはフルタイム勤務で

私たちは祖父母宅で過ごすことが多かったです。

 

夏になると、祖母は「手を出して」と言い

こんなふうに手のひらに味噌を乗せてくれます。

そして右手にはキュウリを渡され、

味噌をつけてパリパリと食べていました。

それは祖父が育ててくれたキュウリでしたが

私たちは「ばあちゃん家で食べたキュウリ」として

いまも思い出話をしています。

 

兄は昔のキュウリが大好物で

コレ!コレだ!この味だ!と大喜びで食べていました。

 

シンプルな食べ方

 

キュウリが1本しかないときは

ぬか漬けにして楽しんでいます。

 

まさこが残してくれたぬか床はいまも大事に使っています。

母の形見?思いがけず見つけたモノとは?

 

キュウリがたくさんあるときは、

こんなふうにして食べています。

 

まず、キュウリを2つか3つにカットしてビニール袋へ。

 

そこへ塩をパラパラとかけて

 

軽くモミモミして、袋の口をしばって冷蔵庫へ。

 

5時間後の状態がこちら。

このまま手づかみで食べたくなる衝動をおさえて

お皿へ。

お皿は昭和の頃から使っているものです。

 

塩味がしみてキンキンに冷えたキュウリは

シンプルだけどとってもおいしいです。

 

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