今年の夏は、3年ぶりに昔のキュウリを堪能しました。

昔のキュウリとその思い出

 

似たようなキュウリが2つ、テレビで紹介され

どちらも興味深く、楽しく見ることができました。

 

 

相模半白節成(サガミハンジロフシナリ)

相模半白節成(NHK 旬ベジ 二十四節気「夏野菜でカラダ元気!」)

 

 

佐久古太(サクコダイ)きゅうり

長野県・佐久古太きゅうり(テレビ朝日 人生の楽園 長野・佐久市~故郷の宝物 なつかしキュウリ~)

 

 

私が育てた昔のキュウリは地元のスーパーにも並んでおらず、

地元の人たちは自家用に育てているようです。

 

いわゆる在来種といわれるものですね。

 

このキュウリは種も苗も販売されていないので、

来年用の種は自分で採ることになります。

 

自分で種を採ることを自家採種(ジカサイシュ)と言うんですね。

 

野菜や果物など、自家採種NGの品種もありますが

在来種は大丈夫なようです。

種子や種苗の「自家増殖」はどこからが違法? SMART AGRI

 

 

3年前の春。

 

母まさこを在宅介護していた頃、

まさこの親友Hさんから枝豆、かぼちゃの苗をもらいました。

 

枝豆とかぼちゃは自分で種を採り、毎年育てています。

枝豆とPPK

 

枝豆もかぼちゃも種が大きくて採りやすいのですが

今年はキュウリの種採りにトライしてみました。

 

備忘録も兼ねて、実際の工程をご紹介します。

 

 

キュウリ種採りの工程

 

まず、種採りの工程を先にご紹介します。

工程は下記5つで、いずれも簡単な作業です。

 

①種採り用のキュウリを黄色くなるまで成長させる

②種をかき出す

③かき出した種を袋に入れる

④種まわりのゼリー部分が溶けたら水洗いする

⑤乾燥させて種を選別する

 

次に、5つの行程を画像付きでご紹介します。

 

①種採り用のキュウリを黄色くなるまで成長させる

 

8月25日

種採り用に決めたキュウリがどんどん大きくなっています。

キュウリの花もたくさん咲いていて、

まだまだ収獲ができそうです。

 

9月3日

少し黄色くなってきました。

後方に写っているキュウリに比べると何倍もの大きさに成長しています。

 

 

9月10日

見事な黄色になりました。

周りの葉はすっかり枯れていますね。

(後ろに写っている青々とした葉はさつまいもです)

 

収獲したキュウリは、ペットボトルよりも大きく

 

重さは968gもありました。

 

②種をかき出す

 

キュウリを縦半分にカットすると

こんな風に、種がぎっしり詰まっていました。

 

スプーンで種をかき出します。

種はゼリー状のものに包まれていますね。

 

③かき出した種を袋に入れる

 

種のまわりについているゼリー部分も一緒に

袋に入れ、2~3日保管します。

 

保管している間にゼリー部分が発酵して溶けます。

 

④種まわりのゼリー部分が溶けたら水洗いする

 

9月13日

種まわりのゼリー部分がほぼ溶けました。

 

袋の中をクンクンしてみると、食パンのようなニオイがします。

ゼリー部分が発酵したのでしょうね。

 

袋の中身をざるにあけます。

 

アップで見るとこんな感じ。

 

やさしく水洗いします。

 

2~3分で水洗いは完了しました。

 

 

⑤乾燥させて種を選別する

 

水洗いした種は手についてきます。

 

キッチンペーパーやタオルなど

水分を吸収してくれるものに種を広げて乾燥させます。

 

翌日。

種がパラパラになったので選別します。

 

右は種の厚みがないものをピックアップ。

左の種をもう少し乾燥させて、来年用の種にします。

 

1本のキュウリから、たくさんの種を採ることができました。

 

来年、たくさん育てるのが今から楽しみです。

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