いつもの時間に病室へ。
まさこは目を閉じていましたが、声をかけると
すぐに挨拶してくれました。
今日も聞き取れないことが多いけれど、
きちんと受け答えしてくれます。
カレンダーを見せ、あさって退院することを伝えました。
退院するときはこれに着替えるよ、と見せてみると
「かわいいね」というまさこ。
生地に手を伸ばして、手触りを確かめています。
「いま着てるのもかわいいよ」と言い、
予備の寝巻きを広げて見せました。
まさこは自分の寝巻きの柄を知らなかったようで、
襟のあたりに手を伸ばし、生地を触っています。
そして。
今度は私の洋服に手を伸ばしてきました。
襟のギャザー部分を何度も触っています。
そして一言。「気に入った」と。
「チクチクしない?」と聞いてくるので
「綿100%で全然チクチクしないよ」と答えると
ますます気に入った様子でした。
昨日、まさこの体がスリムになった話をして
「今なら私の洋服が着られるよ」と言ったことを
覚えているのでしょうね。
私の洋服に興味を持ってくれて、とても嬉しかった。
もともと、お洋服が大好きなまさこ。
私の洋服が着られるかも?と、こっそり袖をとおして
いたこともありました。
結局サイズが合わず、いつもがっかりしていたようですが・・・
ベッド上の生活なので、着替えるものも制限はありますが
着替えを選ぶことで楽しんだり、着替えることで気分転換になったり
刺激になったりするなら、いろいろとやってみたくなりました。
GUNZE 2018-03-06