7月3日火曜日。

 

1年ぶりに自宅に戻った翌朝の5時30分頃、

さっそく、まさこの痰の吸引をしました。

 

まさこは何か話をしている様子ですが、

声が小さすぎるのとモゴモゴしているのとで

全く聞き取ることができません・・・

 

そして、ネグリジェの裾を何度も気にする動きをします。

ネグリジェはめくれていないよ、と伝えますが気になる様子・・・

 

その後、まさこのそばで朝食を終え、よく見てみると

お尻あたりからニオイが・・・

 

まさこにかけていた毛布をはぐと、

ネグリジェだけでなく、体の下に敷いていたバスタオル、

シーツ、クッションも汚れていました。

 

まさこはお通じが良くないので油断していました。

 

看護師さんが来るまであと2時間以上あります。

 

まずはおむつ。

 

やり方はわかっていたものの、おむつ交換に30分もかかってしまいました。

 

病院でやり方のレクチャーを受けたとはいえ、

一人で対応するのは重労働です。

 

おむつの向きを2度も間違え、終わった頃には汗だくになっていました。

 

気づいたら、まさこの体は

ベッドの真ん中よりも下に移動していました。

 

体をベッドの上部に移動させようとしてもびくともしません。

 

バスタオルもシーツも汚れているけれど、

これ以上は自分ひとりでは無理。

 

そう実感した私は、まさこには申し訳ないけれど

看護師さんの到着を待つことにしました。