まさこは、自分の口で食べることができません。

声も小さくなり、発音もはっきりしないことが多く

話を聞きとることがむずかしくなりました。

 

退院して3週間が過ぎた頃。

嚥下(エンゲ)・口腔リハビリの先生が来て、

まさこの状態をいろいろとチェックしてくださいました。

嚥下(エンゲ)・口腔のリハビリは在宅でもできる?リハビリが始まるまで

 

嚥下(エンゲ)・口腔のリハビリは月に1回と聞いて

後日、看護師さんやケアマネージャーさんに

自分たちで何を練習すればよいのか教えてほしい、と

リクエストしました。

 

9月22日土曜日。

リハビリの先生がまさこ専用に作ってくださった

「自主トレ」のプリントをいただきました。

 

ここでは、「自主トレ」のプリントに書いてある

具体的なリハビリの内容をご紹介します。

 

 

注意事項

 

以下の3点に注意して、リハビリを実施します。

 

・体調や覚醒(カクセイ。目がさめること)に合わせて無理なく実施する。

午前中に実施すると効果的。

 

・痰がからんでいる場合は、痰を吸引してから実施する。

 

・姿勢は、ベッドを背上げして頭を起こすか、

横向きに寝る側臥位(ソクガイ)で実施する。

 

 

具体的なリハビリの内容は?

 

リハビリの内容は以下の5つです。

②③は別紙のイラストがありました。

 

①頭皮のマッサージ(頭頂部から全体をやわらかく)

 

②顔面のストレッチ

 

③口腔顔面のストレッチ

 

④直接嚥下訓練

・口腔内に唾液がたまっていないことを確認

・1cc程度を指につけて舐める

・1回につき1度ごっくんを確認

 

⑤口腔ケア

・直接嚥下訓練の後は必ず拭き取りを行う。