10月23日火曜日。

まさこは午前中に病院に到着しました。

お昼過ぎに、主治医が病室へ来ました。

 

主治医は大きな声でまさこに挨拶してくださいましたが

まさこはぼんやりとしていてお返事できず・・・

 

病室で主治医から検査の説明を受け、

私は同意書にサインするため、2枚の書類をあずかりました。

嚥下(エンゲ)の検査は造影検査(VF)と内視鏡検査(VE)の2つ。どんなことをするの?

 

午後には、リハビリの先生がまさこの手足の動きをチェック。

その後、嚥下・口腔のリハビリの先生に飲み込みなどの

リハビリをしてもらいましたが、まさこは眠そうな感じで

うまく飲み込むことができませんでした。

 

 

15時30分過ぎに、まさこは寝てしまいました。

まさこの入院が無事に済んでホッとしたせいか

私は急に疲れを感じ、家に帰ることにしました。

 

その後。

私が帰った後、兄が病院へ。

兄は入院計画の説明を受け、入院診療計画書にサインしました。

 

10月25日木曜日。

入院診療計画書の写しが病室に置いてありました。

 

病名には「認知症」の記載がありました。

 

他の病名はすでに確定診断されていますが、

「認知症」とは今まで診断されなかったはず。

それとも、私が知らなかっただけ・・・?

 

書類をよく見ると、こんな記載がありました。

病名は、現時点で考えられるものであり、

今後検査等を進めていくにしたがって

変わり得るものです。

 

主治医は、今回の入院でまさこを初めて見ています。

「認知症」と思わせるような何かがあったのでしょうか。

 

まさこは間違った受け答えをすることはあるけれど、

「認知症」という病名を見て

私は動揺し、心穏やかになれずモヤモヤしました。