10月29日月曜日。
11時30分からの検査に備えて、
1時間前に病室に行きました。
今日の検査は、ビデオ嚥下造影検査(VF)です。
今日の検査は、嚥下内視鏡検査(VE)です。
まさこは鼻にチューブをして酸素を吸入しています。
声をかけると返事はしますが、ぼんやりした感じです。
まだ血中酸素濃度が低いのでしょうね。
まさこの口腔ケアをしていると、看護師さんが来ました。
検温の結果は37.5℃。
一昨日からの熱はまだ下がっていませんでした。
かといって、検査を中止するほどの熱ではなさそうです。
11時。
嚥下・口腔リハビリの先生が来ました。
簡単にまさこの口腔ケアをした後、
先生が「ごっくんしてください」と言っても
まさこは目を開けたままじーっと動かず・・・
検査はお昼頃になるので、それまで休んでいましょう
ということに。
そして。
医師2名、研修医2名、看護師1名、
言語聴覚士(リハビリの先生)3名が集まり検査がスタート。
鼻から内視鏡を入れると、まさこが声を出すたびに
のどが動く様子がわかります。
周りの反応から、のどの動きは良い感じのように見えましたが
医師が「飲み込んで」と言っても、なかなかうまくできません。
内視鏡がくもっているときや、
いったん内視鏡を取りだしたときにごっくんと飲み込むまさこ・・・
言語聴覚士が声をかけてもまさこは飲み込まず。
私が声をかけてみると、検査食の味がする、と
返事はするけれど飲み込まず・・・
検査は20分ほどで終了しました。
嚥下能力のグレードは、このような内容で判定するようです。
Ⅰ 重症 | 経口不可 |
1 | 嚥下困難または不能、嚥下訓練適応なし |
2 | 基礎的嚥下訓練のみの適応あり |
3 | 条件が整えば誤嚥は減り、摂食訓練が可能 |
Ⅱ 中等症 | 経口と補助栄養 |
4 | 楽しみとしての摂食は可能 |
5 | 1部(1~2食)経口摂取 |
6 | 3食経口摂取プラス補助栄養 |
Ⅲ 軽症 | 経口のみ |
7 | 嚥下食で、3食とも経口摂取 |
8 | 特別に嚥下しにくい食品を除き、3食経口摂取 |
9 | 常食の経口摂食可能、臨床的観察と指導を要する |
Ⅳ 正常 | |
10 | 正常の摂食嚥下能力 |
検査の内容を記録していた医師の手元を見ると、
嚥下能力のグレードは「2」と評価されていたようでした。
明日、もう一つの検査をします。
その後、正式に結果の説明を聞く予定です。