在宅介護が始まるまでの1年間、
まさこは3つの病院に入院していました。
オムツ交換や陰部洗浄で使うものは
病院によって違っていました。
在宅介護が始まった当初、訪問看護師さんから
「家にあるものを利用しましょう。」と言われています。
オムツ交換や陰部洗浄は毎日のこと。
コストをかけず、どんなものを準備しているかご紹介します。
実際に準備しているものがこちらです。
①新聞紙
②陰部を拭くタオル
③陰部洗浄ボトル
④ボディソープ
⑤軟膏
⑥オムツ、尿取りパッド
⑦尿取りパッド(洗浄用)
⑧おしりふき
⑨使い捨ての布
⑩バケツ
ヘルパーさんがオムツ交換するときは、
新聞紙を広げて、使うものを置いています。
交換したオムツは、下に敷いた新聞紙にくるんで
処分します。
②陰部を拭くタオルは、「おしも用」と書いています。
他のタオルと区別できるようにと、訪問看護師さんに教わりました。
まさこが入院していたS病院では
2種類のタオルを使っていました。
タオルはおしぼりのように丸めて温めてありました。
顔や体を拭くのは白、陰部を拭くのは青、と色が決まっていました。
W病院ではタオルではなく、脱脂綿を使って拭き取っていました。
脱脂綿のサイズは、横16cm、縦8cmほどでした。
③陰部洗浄ボトルは、100円ショップで購入しました。
ボトル本体はやわらかいので、力を入れなくても
シャワーのようなお湯を出すことができます。
④ボディソープは石けんでも良いのですが、
泡で出てくるタイプのボディソープはとても使いやすいです。
⑤軟膏は、お尻や陰部などに塗ります。
かぶれ予防や保湿の目的で使います。
看護師さんからワセリンが良いと聞きましたが、
W病院で処方されていた軟膏が残っていたので利用しています。
⑥オムツ、尿取りパッドは
まさこが入院していたW病院と同じものを使っています。
⑦尿取りパッド(洗浄用)は、
サイズが20×47cmと小さめです。
大きめの⑥尿取りパッドが汚れていないときに
この⑦尿取りパッドをお尻の下に敷いて、
陰部洗浄に使ったお湯などを吸収するために使います。
⑧おしりふきは、100円ショップで購入しました。
これを使っているのは訪問看護師さん。
陰部をサッと拭き取るのに便利で、赤ちゃん用でも充分です。
⑨使い捨ての布は、お通じがあったときに使います。
肌着やTシャツなど、着なくなったものを
あらかじめハサミで切っておきます。
お湯で濡らして、お尻などを拭きます。
⑧おしりふきよりもしっかり拭き取ることができるし、
②陰部を拭くタオルを汚さずに済みます。
⑩バケツには、人肌程度のお湯を入れます。
1回に使うお湯の量は、1リットル~2リットルほど。
ヘルパーさんは、バケツに用意したお湯を
陰部洗浄ボトルにも入れて使っています。