8月18日(日)
8年前の今日は、父の葬儀の日でした。
昨晩、そのことを両親の遺影に話しかけた
せいでしょうか。
今朝方、父が私の夢に出てきました。
場所は、以前住んでいた家の茶の間でした。
父は、いつも座っていた場所で横になり
スヤスヤと眠っていました。
父は元気だった頃の姿をしていて、
私はじっと父の顔を見つめていました。
今にも目を開けそうな父。
父が旅立ったのはずいぶん前なのに、
今までずっとこの姿のままでいたの?
じゃあ、まさこの姿はどうなってるの・・・?
と思うところで目が覚めました。
2年前にまさこが入院したときから、
父は何度も私の夢に出てきています。
が、このときのように「気配」で出てくることが
ほとんどでした。
父は入院先でまさこと兄に看取られ、
私が駆けつけた時、父はすでに葬儀会社の安置室にいました。
葬儀までの数日間、私たちは
その安置室で父と一緒に過ごしました。
まさこは、旅立った父に「悔いはない」と
きっぱり一言。
そして、
「私は3年間、ずっと(旦那を)見守ってきた」
「誰の力も借りずに、一人でやり通した」とも。
父は、旅立つ前の3年間、
かろうじて自分のことはできましたが
歩くのはとても危なっかしい感じでした。
まさこは、片時も目を離さず父を見守り続けました。
兄にも私にも、他の誰にも頼らず、
誰にも愚痴を言うことなく。
だから、「悔いはない」ときっぱり言えたのでしょうね。
私は、まさこの毅然とした姿に感動し
自分も同じことが言えるようになれるかな・・・と
ぼんやり考えていました。
そして。
父が旅立って7年後、まさこの在宅介護が始まりました。
「悔いはない」と言えるように、思う存分やってみよう。
そんな気持ちでまさことの日々を過ごしました。