母の在宅介護がスタートしたのは今から6年前。

 

スタート直前の気持ちはこんな感じでした。

退院可能

 

あらためて読み返してみると

懐かしくもあり、切ない気持ちにもなります。

 

在宅介護がスタートする頃には、

母まさこは日付の感覚があいまいになっていました。

 

日付の確認にはホワイトボードを利用しました。

ホワイトボードを見せて

私が令和元年と大きな声で言うと、

まさこがレイワガンネン…と続けます。

 

元号が平成から令和に代わったことを

まさこは認識しているだろうか。

そんな思いを抱きながら毎日続けていたものです。

 

ホワイトボードの日付は6月19日(水)のまま

ずっと止まっています。

 

この後、まさこは微熱が続き

痰の吸引回数も増え、日付の確認どころではなくなりました。

 

そして、日曜日に入院。

それが最後の入院となりました。

 

ホワイトボードを使ったきっかけ

 

母まさこが最初に入院したのは2017年夏。

 

入院が3か月を過ぎた頃、ホワイトボードを購入しました。

 

そのきっかけとなったのは、

お向かいのベッドに入院していた方です。

 

隣町に住むその方は、御年90歳。

 

小柄で食欲旺盛、おしゃべり好きな

とてもかわいらしいお姉さまでした。

 

少し耳が遠いこともあり

大事なことはホワイトボードに書いてもらって、

声に出して読み上げています。

 

その姿を見て、すぐ真似しようと思いました。

 

ホワイトボードで読み書き

 

当時のまさこは、口数が少なくなっていて

受け答えできないことも増えていました。

 

私は認知症を疑い、何とかしようと

まさこに文字を書かせたり漢字を読ませたり。

 

実際に書いた文字がこちら。

まず私が赤ペンで文字を書き、

その下にまさこが黒ペンで書いています。

 

日付を間違え、書き直しているあたりは

まさこなりに懸命に取り組んでいたことがわかります。

 

なぜ「円」と書いたか謎もありますが。

 

お向かいのベッドのお姉さまとは

こんなエピソードもありました。

2017年10月24日「感動の涙」

 

お姉さまは退院する時も

まさこに別れを告げながら泣いていました。

 

その後、まさこは意識がなくなり緊急手術を受けることに。

2017年10月27日「手術」

 

手術後、まさこはペンを持つ力が無くなり

ホワイトボードは文字を見せるために使うこととなりました。

 

ホワイトボードは100均で

 

ホワイトボードはA4サイズで

現在も100円ショップで販売されています。

(サイズ違いで何種類かあります。)

ペンは別売りですが、

キャップの部分にマグネットがついているので

ホワイトボードにピタッと貼りつきます。

ホワイトボードの裏にもマグネットがあるので

冷蔵庫に貼って使うこともできますね。

 

介護に使うものは消耗品も多いので

100円ショップでの調達をおススメします。

陰部洗浄ボトルやおしりシャワーは100円ショップのアレで!

 

 

 

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